KAISOU BUNKOに向けて


この流れは、どういうことなのだろうか。
自然に流れると、行き着くところは、どこなのか。


決定的なことが起こった、と思った。起こったことより、それを「決定的」ととらえた
自分がいた。そこを、つい疑ってしまう。その捉え方が正しいのか。
未来から判断して欲しいと願う。チキンな発想なんだろうか。
先生の言葉を借りれば、「決断すること自体がストレス」だから、
先延ばしにするための理由を探しているだけなのかもしれない。
だから、ひとに会い、話をしたい。少しでも客体化して、この問題にあたりたい。


幅允孝さんの本を読み、トークショーにいき、
仕事を見てきた。
神楽坂のla kaguと新宿伊勢丹
あわせて話題のかもめブックスもみた。
la kagu とかもめブックスは決定的に違った。
どちらもとても大賑わいで、羨ましいほどのお客さんの数。
それでも、本を手に取りたくなるのは、圧倒的にla kagu。
一冊一冊内容を吟味しておいてあるのかどうか、入ってきた本を整理して、
まとめておいてあるだけなのかどうか。
それは、みればひと目でわかるし、私がセレクト系書店で
みたいのは、思考のあと。
セレクトのなかに、自分の大好きな本がある。
その隣には気になっていた本がある。その隣には、全く知らない本がある。
それを手に取る。


しかし、幅さんと同じ道を歩んでも仕方がないと思う。
先達のつくった道を歩きながら、自分の方法を作っていかなくてはいけない。


骨が折れる気がする。気がしているだけ。だって、まだ何もしていないのだから。


本なんて読まなくたっていいのだけれど、

本なんて読まなくたっていいのだけれど、

本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事

本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事